初手3秒ルール
この手から何を切りますか?
ノータイムで9s!という方が多いと思います。そりゃそうですね。
そりゃそうなんですが、この9sを切る前に3秒考えようというのが今回の趣旨です。
時間は限られている
天鳳では時間制限があります。東風なら3+5秒、東南なら5+10秒*1です。
リア麻では決まった時間はないとはいえ、長考は褒められたものじゃありません。引いたらすぐ切る、腰は使わないのが基本です。
ではいつ考えるのか。
私が麻雀を覚えたときは「ツモ番が回ってくるまでに切る牌を考えろ。自分の番ではさっさと切れ」というように教わりました。
ある程度まではこれでいいと思うんですが、実際は全然足りないというか、他に考えるべきことが多すぎるんですよね。
他家の時間は他家を見る時間
他家の手出しツモ切り、そこまで行かなくてもどんな捨て牌をしているかは見ておきたいです。これを怠ると「どう見ても染まってる相手に振り込んでから気づく」ような事件が起きます。
で、そういった相手の動向を考えるにはほぼ全てのリソースを割かないといけません。少なくとも今の私はそうです。
自分の時間を極力減らす
自分のことだけを考えるなら、初手が唯一のチャンスです。
第一打の前に自分の手の進め方・今後切っていく牌を決めておきます。ここに3秒使いましょう。
あとはそれをストックして、相手の動向に合わせて情報をアップデートしていけば完成です。
相手を見つつ、それに合わせて自分の手も上手く進めましょう。
いろんな能力が必要
まあ言うのは簡単ですがあんまり出来るもんじゃないですね。
相手見てたら自分が疎かになるとか、難しい手で頭がいっぱいになるとか、そもそも集中力がないとか、キレ打ちしてるとか、出来なくなる要素はいっぱいあります。私も全然できてないですし。
それでもできるだけ場を見るために、こういったルールを決めておくといいんじゃないかなと思って書きました。 漠然と頑張るよりは効果がありそうですが実際どうなるかは謎。
つい最近思ったことなのでほとんど実践してないです。
そもそも一切時間をかけないのが理想ではあるので、他家の動向と自分の牌理の両立法・もしくはそのための訓練法を知っている方は是非教えてください。
(反省:キャッチーな言葉を使おうとして3秒ルールって考えたまではいいけど、本文中にどう登場させるかわからなかった。)
*1:ルールは関係なく、速卓かどうかでした。うっかり間違えて気付かないぐらいこの風潮が強いのでそのままにしておきます。
zero本実戦もどき
ZERO本2を読んでから天鳳していたらそれっぽい局面がきました。
対面はポン打2p(1枚目)
西や南より後に4p2pのターツ落としは自然な染め移行の可能性が高く、テンパイ率も結構ある。
ここは押しました。
理由書いてたらひどいネタバレになったんで本を読んでください()
対面は北と4mのシャンポンから5mツモって待ち替え369mでした。ギリギリセーフ。
【レビュー】麻雀強者の0秒思考
ZERO本2、「麻雀強者の0秒思考」を読みました。
一言でいうと「面白いけど難しい」本です。以下感想
(レビューっていうとなんかいいことを書かないといけない気がする……。褒めるとかじゃなくてちゃんとした批評という意味で)
続きを読む自分語りと麻雀本
麻雀の上達方法、というよりは読むべき本について考えています。
私の麻雀歴の半分以上は右も左もわからない状態で、特に知識がないまま麻雀を打っていました。
やってるうちに身についたことも多いですが、知識面に手を出したのはやはりネマタ本以降という印象が強いですね。
最近では麻雀始めて1年でn段とかって人も多く、正直羨ましく感じています。
とはいえ、麻雀覚えたての自分があれらの戦術書を読んで理解できるのか?というとかなり疑問です。
最近麻雀始めたって方々はどうやってるんですかね。読んだらわかったっていう天才ばかりなのでしょうか。
以下自分語り。段位と読んだ本の変遷
むかし:適当に麻雀する。上卓うろちょろする
げんま:友達が買ったので読む。知らない概念がたくさんあった(気がする)。特上前後。
神速の麻雀:初めて買った麻雀本。この辺で「コカライア」始動。特上うろちょろ。
停滞期:みーにん本1→雀ゴロK本1→2かな?仲間内では結構勝てるようになった(たぶん)けど天鳳は変わらず。
去年夏:7段。2年半ぐらい?特上だけで1200戦ほど。56567。みーにん本2→雀ゴロK本3。
今年初め:チャオ。
今年:65656565678。kindleunlimitedで読める本を大体読んだ。ウザク本12、zero本、かにマジン本、バカ勝ち、堀本等。ゆうせー本は買った。
自分語り終わり
こう書き出してみると、「これを読んだから強くなれた」というものはないような気がします。血肉となっていないわけではない(というか読んだからにはなっていてほしい)でしょうし、K本なんかはどれも良いと思ったから毎回買っているんですが。
麻雀本にも読むための素養があるのでは?と思って書いたけど、当時の立場・知識量には戻れない。何より「これが読めるなら他のものを読む雀力はつく」だろうネマタ本の内容を大して覚えていないので、語ろうにもあやふやになってしまう。
全然まとまらなかった。あきらめ。
オリ反省1
ポン打中白
これでテンパイだったら強すぎるが、白中持って6sを切る程度には整っている(=5ブロックはある)前提。
自分の手から鳴かせてもいいことがないのでオリ。
1mから切ってて3mポンなのでトイトイも結構ありそう。
鳴かれるのも嫌だったけど、ここから現物でベタオリはかなり手詰まりしやすい(トイトイ想定だと尚更)ので何を切るかは難しい。
手詰まり1歩手前で中を温存して打8m。ここは中の方がいい。
中温存の意味は他家への警戒なので、全員オリに回ったこの状況だとはっきり悪手。 他家が押しているとしてもダマの可能性もある局面で、全体に対して安全度の不明な牌を切るのはよろしくない。
天鳳起動するのが億劫で、のどっちや男冥利から牌譜URLを取得したんですが、トップの人視点になっちゃってだめでした。
イージーウィン
イージーウィンとは
対戦ゲーム用語(たぶん)で、「楽に勝つ」「あまり考えずに勝つ」といった意味があります。
対戦中に考えるのはめちゃめちゃ神経を使うので、できるだけ考えずに勝とうという発想です。
麻雀におけるイージーウィン
麻雀は1半荘で1時間弱かかる上、連戦することも多い競技です。イージーウィンは有効な考え方になるんじゃないでしょうか。
とは言っても、カードプールが一定かつこちらで操作できない以上、TCG等とは違い「イージーウィンのための構築をとる」ことはできません。ということで「考える量をコントロールする」という面で見ていきます。
やることを決めておく
ゲーム中に考えたくないなら、予めどのような行動を取るのか決めておけば大丈夫。例えばテンパイ即リーだとか、対リーチにベタオリだとか。
ほぼ座学の領域ですね。「ゼロ秒思考の麻雀」の思想に近いです。
相手に考えさせる
逆に相手の考える量を増やそうという発想。
この意味で、リーチは「自分の思考を放棄し相手に負荷を与えられる」ためかなり強い戦術と言えるでしょう。
局数を減らす
極論を言うと、東1に役満を出和了ればその後の局が存在しません。局数が少なければ少ないほど、考える必要がなくなります。事故に遭う可能性も減ります。
役満は非現実的としても、8000点以下の人がいる局面ではトビ条件を意識したいですね。