牌の役割
1年ぶりの続き。
手出しツモ切りを覚えるにはその手出しにどんな意味があるのかを考えるのがよい。
しかし、そのためには牌効率をある程度わかっている必要がある。ので、まずは牌効率の話をする。
牌姿は牌画作成くん byその研を利用。
牌の役割分類
おおまかに分けると以下の2つになる。
- 5ブロックを構成するために最低限必要な牌(七対子と国士は無視)
- そうではない牌(いわゆる浮き牌、余剰牌)
浮き牌、余剰牌はさらに分けられる(浮き/余剰という言葉はあまり正しくないが)
- ブロック候補 5ブロック未満のとき、新たにブロックを作るために必要となる牌
- フォロー牌 223sの2sのように、ターツを更に強化する牌
- 打点強化牌 ドラの浮き牌や三色変化など、使えれば打点が上がる可能性をもつ牌
- 良形変化牌
- 安牌
- 意味のない牌 牌理上必要ないし安全でもないがなぜか残ってしまっている牌。
以下実戦で出てきた牌姿から役割を考えていく。
例1
567m,79p,67s,中中がブロック構成牌。
4ブロックしかないため、19m2p2s東はすべてブロック候補となる。
9m2p2sは良形、東(役牌)は打点の要素も含んでいる。打1m
例2
22pがブロック構成牌に。
5ブロックが足りたことで9m2s東が不要な牌になったが、上述した良形変化・打点の要素は残っている。打2s
例3
7mを引いて9mガブロック構成に組み込まれ、6ブロックになった。
打東
例4
2手進んで、ツモ6p打9p→ツモ8pの場面。打9m
79mから9mを切ったが、残った7mはタンヤオ、ピンフ、一盃口などの打点要素の役割がある。良形にもなりうる。
切られた牌の役割を考える
相手の切った牌が上のどの役割にあてはまるのかを考える。もちろん相手の手は見えないのでできることは少ないが。
特に副露時の手出しは「アガリに向かっている人が意図を持って残していた牌」なので、読み取れることが多くなるだろう。
この辺の話は次回。