【レビュー】麻雀強者の0秒思考

ZERO本2、「麻雀強者の0秒思考」を読みました。
一言でいうと「面白いけど難しい」本です。以下感想

(レビューっていうとなんかいいことを書かないといけない気がする……。褒めるとかじゃなくてちゃんとした批評という意味で)

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自分語りと麻雀本

麻雀の上達方法、というよりは読むべき本について考えています。

私の麻雀歴の半分以上は右も左もわからない状態で、特に知識がないまま麻雀を打っていました。
やってるうちに身についたことも多いですが、知識面に手を出したのはやはりネマタ本以降という印象が強いですね。
最近では麻雀始めて1年でn段とかって人も多く、正直羨ましく感じています。

とはいえ、麻雀覚えたての自分があれらの戦術書を読んで理解できるのか?というとかなり疑問です。
最近麻雀始めたって方々はどうやってるんですかね。読んだらわかったっていう天才ばかりなのでしょうか。


以下自分語り。段位と読んだ本の変遷

むかし:適当に麻雀する。上卓うろちょろする
げんま:友達が買ったので読む。知らない概念がたくさんあった(気がする)。特上前後。
神速の麻雀:初めて買った麻雀本。この辺で「コカライア」始動。特上うろちょろ。
停滞期:みーにん本1→雀ゴロK本1→2かな?仲間内では結構勝てるようになった(たぶん)けど天鳳は変わらず。
去年夏:7段。2年半ぐらい?特上だけで1200戦ほど。56567。みーにん本2→雀ゴロK本3。
今年初め:チャオ。
今年:65656565678。kindleunlimitedで読める本を大体読んだ。ウザク本12、zero本、かにマジン本、バカ勝ち、堀本等。ゆうせー本は買った。

自分語り終わり


こう書き出してみると、「これを読んだから強くなれた」というものはないような気がします。血肉となっていないわけではない(というか読んだからにはなっていてほしい)でしょうし、K本なんかはどれも良いと思ったから毎回買っているんですが。


麻雀本にも読むための素養があるのでは?と思って書いたけど、当時の立場・知識量には戻れない。何より「これが読めるなら他のものを読む雀力はつく」だろうネマタ本の内容を大して覚えていないので、語ろうにもあやふやになってしまう。

全然まとまらなかった。あきらめ。

オリ反省2

前回の続き。とは言っても別の局。

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当然オリ。

変則的な捨て牌の場合は字牌の安全度が下がる。ここまでの手順は字牌を切ってぶくぶく(ぶくぶくという表現が合わないほどにはバラバラだが)にした方がよいと思う。




守備を意識したいなら現物を確認する。

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対面は無視。下家は1p。上家は8m7pに加え、1sも比較的通しやすい。

なんとなくで北や西を抱えて、8mや1pが切られているのが最悪のパターン。
浮き牌残して1pを切ることは少ないと思うが、似たようなケースでもっと手が進んでいると起こりがち。

オリ反省1

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ポン打中白

これでテンパイだったら強すぎるが、白中持って6sを切る程度には整っている(=5ブロックはある)前提。
自分の手から鳴かせてもいいことがないのでオリ。

1mから切ってて3mポンなのでトイトイも結構ありそう。
鳴かれるのも嫌だったけど、ここから現物でベタオリはかなり手詰まりしやすい(トイトイ想定だと尚更)ので何を切るかは難しい。





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手詰まり1歩手前で中を温存して打8m。ここは中の方がいい。

中温存の意味は他家への警戒なので、全員オリに回ったこの状況だとはっきり悪手。 他家が押しているとしてもダマの可能性もある局面で、全体に対して安全度の不明な牌を切るのはよろしくない。


天鳳起動するのが億劫で、のどっちや男冥利から牌譜URLを取得したんですが、トップの人視点になっちゃってだめでした。

イージーウィン

イージーウィンとは

対戦ゲーム用語(たぶん)で、「楽に勝つ」「あまり考えずに勝つ」といった意味があります。

対戦中に考えるのはめちゃめちゃ神経を使うので、できるだけ考えずに勝とうという発想です。

麻雀におけるイージーウィン

麻雀は1半荘で1時間弱かかる上、連戦することも多い競技です。イージーウィンは有効な考え方になるんじゃないでしょうか。

とは言っても、カードプールが一定かつこちらで操作できない以上、TCG等とは違い「イージーウィンのための構築をとる」ことはできません。ということで「考える量をコントロールする」という面で見ていきます。

やることを決めておく

ゲーム中に考えたくないなら、予めどのような行動を取るのか決めておけば大丈夫。例えばテンパイ即リーだとか、対リーチにベタオリだとか。

ほぼ座学の領域ですね。「ゼロ秒思考の麻雀」の思想に近いです。

相手に考えさせる

逆に相手の考える量を増やそうという発想。
この意味で、リーチは「自分の思考を放棄し相手に負荷を与えられる」ためかなり強い戦術と言えるでしょう。

局数を減らす

極論を言うと、東1に役満を出和了ればその後の局が存在しません。局数が少なければ少ないほど、考える必要がなくなります。事故に遭う可能性も減ります。

役満は非現実的としても、8000点以下の人がいる局面ではトビ条件を意識したいですね。

不要な牌の比較

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打7p。メンタンピン一盃口の最終形が見えたのでピンズがいらない。

ってしたんですが、9pから切ったほうがよかったですね。7p縦引きのテンパイは嬉しいですし、6p引けばより広いイーシャンテンになります。
安牌引いたら入れ替えるぐらいの差ですが、7pは1巡だけでも引っ張る価値がある牌でした。

いい形や役が見えると、それに固執して打牌してしまうことが多いです。
打牌候補をしっかり比較して打ちたいですね。




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この後の形。発と1pの比較で、手にはどちらも不要。1pの方が安全なのでツモ切り。

ここではちゃんと判断できました。
出来ていないときは引いてきた字牌をなんとなく残したり、逆になんとなくツモ切ったりしてます。

改めて振り返ると思いますが、精度を高めるって難しいです。

日記 麻雀は楽しい

友人とセット。最近は天鳳ばかりですがリア麻もいいですね。

着順は323324413だったかな?
トップ1回しか取れなくて、-100ぐらい負けたけどめっちゃ楽しかったです。理由はわかりませんが、いつにも増して楽しかった。

九段目指さなきゃ、完璧な打牌をしなきゃ、と思って精神が削れていたのかもしれません。 なんで麻雀やってるかって楽しいからなんですよね。原点に立ち返った気がします。

麻雀以外のものでもそうですが、続けることが一番の才能ですし、続けるためには楽しむのがいいですね。続けていれば上達への道が見えてくるでしょうし、そのうち結果もついてきてくれるかなと思います。 まずはこの気持ちを保ちながら今月100戦(残り78)打ってみます。